セレモニーに出席するのがめんどくさい(あつ森ストーリー)
これらの笑顔はニセモノだ。
表向きには笑顔だが、本音は「早くこのセレモニー終わらないかな」と思っている。
周りの住民も同じようなことを思っているはずだ。
たぬきちもそうだろう。
だが、しずえさんは心の底から笑っている。
間違いない。
願望に近いが、しずえさんは裏のない性格であってほしい(もはや願望)
こんなかわいいお方が裏なんかあるはずない。
私に夢を見させてくれよ!!
毎回毎回、何か建物が完成するたびに、セレモニーを執り行うわけだが、そろそろめんどくさい。
最初は、私もセレモニーのときに、良い写真を撮ろうと思い、意気込んでいた。
しかし、その気持ちは段々薄らぎ、今ではこじらせてしまった。
小学校低学年の時は、授業中に手を必死に挙げていたが、中学生になると挙げなくなる現象と同じだ。
セレモニーを行わなければ、溜まっていくことになり、後々余計にめんどくさくなるため、早めに済ませるようにしている。
「済ませる」と言っている時点で駄目だよね。
もっと礼節を重んじるべきだろうが、なかなかそんな気になれない。
中学生がクールぶって校歌を歌わないのと同じだ。
一度こじらせてしまえば、もうやる気なんておきない。
この気持ちを理解してくれる人も多いのではないだろうか。
そんな勝手な予想をしている。
次に待っているセレモニーはなんだろうか。
毎度、たぬきちから「セレモニー」という言葉を聞くたびに、気分が落ちる。
「このたぬき誰やねん」と思ってしまっている自分がそこにいる。
なるべく出たくない。
誰か代わりに出てほしい、300円あげるから。
私はそんなふぬけた感情を抱きながら、次のセレモニーへと向かった・・・