インチキおじさんパニエル登場(あつ森ストーリー)
いや、お前誰やねん。
島を散歩していたある日、怪しげなインチキおじさんと出会った。
それが写真にもでている「パニエル」というやつだ。
いきなり私の前にあらわれて、このおじさんが住んでいる島に招待された。
私は半信半疑で、その島に行くことに決めた。
期待と不安の感情が入り交じる複雑な感情とともに、私は飛行機で島を飛び立った。
島につくと本当にうさんくさかった。
ありえないくらい、うさんくさい匂いがプンプンしていた。
その島は怪しげな雰囲気で、騙されたなと思った。
島には一軒だけ家があったので、そこにパニエルおじさんがいるのだろうと思い、その家の中に入った。
案の定、パニエルおじさんがひとりぼっちで立っていた。
話しかけてみると、新しいことが判明した。
どうやらこの家では、写真撮影ができるようだ。
しかも、ただの写真撮影ではなく、様々なシチュエーションを再現し、バリエーション豊富な写真が撮れるようだ。
友達を呼んで、一緒に撮影もできるそうで、これはなかなか楽しめるなと思った。
やるやん、パニエルおじちゃん。
パニエルへの疑いはこうして晴れたわけだが、一つ気がかりなのが、タダで写真撮影ができるということだ。
利益はどこから得ているのだろうか。
やはり少し怪しい。
そう思いながら、私はパニエルへの警戒を緩めず、接近することにした。
近づけば、何かわかるかもしれない。
私は早速、パニエルに近づき、写真を撮ることにした。
めっちゃカメラ目線やん。
慣れてるやん。
私は迫真の演技で、笑顔をつくったわけだが、パニエルおじさんは表情がお堅いようだ。
なかなかかわいいとこあるやん。
はっっっ!!
私としたことが油断していた。
いつのまにか、パニエルと打ち解けてしまっていた。
危ない危ない、このおじさんただ者ではないな。
この人は人の心の隙に入り込むのが上手いようだ。
私はより一層、このおじさんへの警戒心を強めた。
だが、これ以上何かあるわけでもなく、私が帰る時には、笑顔で見守ってくれた。
どうやら、私の思い違いだったようだ。
この世にはタダでサービスを提供してくれる人もいるんだなと知り、この世界も捨てたものじゃないなと思う今日この頃。
パニエルおじさん元気かな。
そう思いながら、私は気づいたら空港に立っていた。