とうとう幽霊を見てしまった・・・(あつ森ストーリー)
ある日の夜、私は島中をパトロールしていた。
特に変わった様子もなく、無事に警備を終わろうとしていた。
そうしたら、次の時!!
人魂が浮いているのを目撃してしまった・・・
私は怖くなってしまって、足がぷるぷる震えていた。
それでも、私は島の安全のためにその人魂の近くまで寄り、話しかけた。
そうしたら、なぜか逆に人魂に驚かれてしまった。
「幽霊なのに驚くの!?」
と口を漏らしてしまいそうになったが、何とか踏みとどまった。
その幽霊のよくわからないところは、驚くと同時に分裂を始めたのだ。
分裂した幽霊は、とても小さな形をしていた。
なんだか頼りない感じの格好だった。
思わず笑ってしまいそうになったが、呪われたくないので我慢した。
幽霊は分裂した後、
「各地に散らばった私の魂を集めてほしい」
と要求してきた。
ドラゴンボールかよ。
思わずツッコミたくなってしまったが、心の中にその気持ちを抑え込んだ。
私はなぜ、こき使われなきゃいけないのか納得がいかないまま、各地に散らばったドラゴンボール、あ、間違えた、魂を探しにいった。
案外、早く見つかり、達成感もないまま、幽霊に魂を渡しにいった。
そうしたら、幽霊が感謝の言葉とともに、返してと懇願してきたので、私は少しいじわるしてやろうと思い、
「返さない」
と連呼しつづけた。
そうしたら、幽霊の口調が変わり始めた。
なんか顔がマジやん。
怒ると何をしてくるか分からなかったので、私は魂を返すことにしました。
そうしたら幽霊は非常に上機嫌になっていました。
(写真の風景が変わっているのは、違う日に幽霊と遭遇した時のを使っているため)
「実にスバラシイです!」
っていうけど、何様やねん。
都合のいいやつめ。
そんな不満を抱いていたが、何とか踏みとどまった。
だが、幽霊にもいいところがある。
それは、お礼の品をくれるところだ。
何度かこの幽霊とは遭遇していて、散らばった魂を集めるということをしているのだが、私は毎回、必死にその魂を集めている。
なぜなら、お礼の品をもらえるから。
ただそれだけだ。
それを繰り返したことで、その幽霊とは妙な顔見知りになり、見つけるたびに名前で呼ばれる関係になった。
もう怖くもなんともなくなった。
私はそいつを幽霊と判断していないのだろう。
だって名前が「ゆうたろう」なんだもん。
名前がゆうたろうって・・・
もう一回言う、ゆうたろうって・・・