シーラカンスがやってくる(あつ森ストーリー)
2020年3月25日20時45分頃、事件は起きた。
あたりは雨が降っていて、私が住む島は静かな様子だった。
私は、何か嫌な予感がし、家を飛び出した。
家付近の海岸まで走り、海を見渡すと、そこには何やら怪しい影がこちらを向いていた。
魚だ。
大きめの魚影がすぐそこに見えたのだ。
私は、海でこの程度の大きさの影をよく見る。
毎回、釣り上げると、大抵「スズキ」が釣れる。
そのため、私は最初から何も期待せずに、その魚を捕獲しにかかった。
釣り竿を投げ、タイミング良くヒットした。
そうしたら、信じられないことが起きた。
腰がひっくり返るほどの出来事だ。
なんと、あの伝説の「シーラカンス」が釣れたのだ。
とんでもない大きさだった。
「これがあの生きた化石と言われる伝説の魚か」
と感心していた。
しかし、これだけでは終わらなかった。
まだ事件は続いた。
私はまた別の場所で何か気配を感じた。
すぐさまそこにかけつけたら、先ほどと同様の大きさの魚影を見つけた。
さすがにそう甘くないだろうと思いながらも、少し期待をし、釣り竿を投げた。
魚はエサに食いつき、そのまま私は力いっぱい竿を引いた。
そうしたら、なんと2匹目のシーラカンスが釣れた。
「一体、この島で何が起きているんだ!?」
私はこの島に何か危機が迫っていると感じ、いてもたってもいられなくなった。
私は、このまま海のパトロールを続けた。
私がこの島を守るんだという強い気持ちを持ち、海を凝視した。
警護していると、何やらまた大きい影を見かけた。
すぐさま捕獲にとりかかり、釣り上げたら顔見知りのやつが釣れた。
「スズキ」だ。
私は顔色を何一つ変えず、パトロールを続けた。
家から飛び出して15分が経過した頃、また事件は起きた。
なんと、3体目のシーラカンスを釣り上げたのだ。
まさかこれほどまでにこの島が狙われているなんて思わなかった。
私はこの島を狙う3体の悪魔を無事捕らえることができたわけだ。
そして、時刻が21時を回った頃、雨が止んだ。
シーラカンスは雨の時に釣れるため、止むとシーラカンスは釣れなくなる。
つまり、雨が止むということは平和が訪れたという証なのだ。
この島の平和を取り戻した私は、安堵し、我が家に帰った。
部屋に戻り、釣れた悪魔たちを並べた。
私はこいつらを厳重に保管し、この島で暴れないように見守っていく必要がある。
この島の安全と平和と秩序は私が守る。
シーラカンス3体の捕獲はまだ序章に過ぎない。
これからさらなる災いがやってくる。
私はそんな予感がしたが、考えていても仕方ない。
今はゆっくり休もうと思い、眠りについた。